生活するうえで、大事なのは「食事」。北京に暮らす日本人の間でも、「どこのレストランが美味しいのか」「どんな料理が食べられるのか」、食への関心は非常に高いです。そんななか、昨年11月、北京のグルメ情報満載のウェブサイト・「中国美食倶楽部」という日本語サイトが開設されました。
【アドレス】http://www.55china.net/
? 北京の飲食店情報(住所・電話番号・内容など)が検索出来る
? お店の割引クーポン・特典情報
? 食に関するエッセイなど読み物
画面の下の部分に「口コミ評価」というコーナーがあります。実は、このウェブサイトに会員登録すると、自分が行った飲食店についてコメントを書き込むことができます。お店のことが知られるいい判断材料になっています。しかし、よく見ると、ここに書かれているのは、必ずしもいいことばかりではありません。「味が良くない」とか、「椅子に背もたれがなくて辛い」とか、けっこう率直で辛口なコメントもあるようです。こういうことを書かれると、お店の人にとっては不愉快ではないかと?思われますが、それについては、担当の関根徹さんは「口コミでおもいっきり悪口書かれて、なんだこれは!って怒られちゃって。まあでも、それはそれで・・・どういうところがいけなかったか、議論になってくれれば。北京のレストランも、水準が求められているのを感じる。普通に美味しいだけだと、満足してもらえない。特別な真新しさ、特別な美味しさ、光る何かがないと、お客さんが満足しないみたい」と話してくれました。
つまり、ここに書かれた感想やクレームを、お店側にも利用してもらって、もっとレベルアップを図ってもらいたいということです。ここでクレームを書かれたお店が、実際にそれを改善した例もあるそうです。そのように、お店と一般の人たちとをつなぐようなウェブサイトになれば、という狙いがあります。
北京にいる日本人の食に対する要求が厳しくなってきているに連れて、お店側も大変になっています。一般の人たちがどんなものを求めているのか、それを知るための糸口として、このウェブサイトが成長していくことが望まれています。岩川さんによると、このグルメ情報サイトに限らず、今後は中国株に関するサイトを立ち上げるなど、いろんな夢をもっているそうです。
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