三つ目の流行語は、(1)「」です。
一枚のカードで何でも通じるという意味ですが、バスや地下鉄に乗るときに使うICカードのことです。北京では今年から使われ始め、(2)割引もあるので、多くの市民が利用しています。これは2008年北京オリンピックの理念の一つ(3)「デジタル北京」に関するプロジェクトの一つとなっています。
四つ目は (4)「版権」 です。漢字は「版権」と書きますが、中国語の場合は(5)著作権全体を指す言葉です。ここ数年、中国では、著作権の保護に対する関心が強まっていますが、特に今年に入ってからは具体的な対策が多く取られてきました。たとえば、カラオケボックスでは、使用する曲が有料になりました。一曲ごとに料金を出すのではなく、(6)ボックスの使用料金が倍くらい値上がりになるという形になっています。放送局でも、番組で流された歌や曲の統計を取るようになり、作曲家、作詞家から、国籍、長さなどまで、詳しく報告するよう、求められました。そして、日本の曲を黙ってコピーした(7)バンドが、(8)著作権侵害で起訴され裁判に掛けられるという事例もありました。この事件は、多くの中国人にとっては驚きでしたが、著作権を大事にするという意識が強まりました。著作権に関連する言葉には、正規版という意味の(9)「正版」があり、海賊版は(10)「盗版」と言います。
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