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2006年の流行語(一)
   2006-12-31 11:58:13    cri
 お正月が間近に迫りました。皆さんは(1)御節料理などの準備は出来たでしょうか。中国でも、商店などでは歳末商戦が行われていますが、今年の本格的な年末年始は、2月18日旧暦のお正月・春節まで待たなければなりません。

 ところで、まず、番組についてお知らせがあります。新年の最初の一週間、つまり、2007年1月1日から7日までの一週間は、新年特別番組になるので、「北京ワクワク」は休講させていただきます。ご了承ください。8日から平常に戻りますので、よろしくお願いします。

 さて今日は、今年よく耳にした流行語をピックアップしてご紹介したいと思います。

 まずは、(2)「和諧社会」です。「調和が取れた社会」という意味です。中国語では、「平和の和」がついた言葉には、仲がむつまじいという意味の(3)「和睦」、「穏やか」という意味の温和、それに暖かい風という意味の(4)「和風」などがあります。「諧」は文字の構成から理解すれば、「皆の声」という意味になりますが、この漢字が使われた言葉には、ハーモニーという意味のこの「和諧」のほかに、バランスの取れたという意味の(5)「諧調」、調和でエレガントという意味の(6)「諧美」などがあります。

 この「和諧社会」という言葉は、去年、新たな五ヵ年計画、「第11次五ヵ年計画」に盛り込まれた言葉です。第11次五ヵ年計画がスタートした今年は、それに関する動きがいろいろと現れました。農業税の削減、農民の健康保険への加入、出稼ぎ労働者の利益擁護など、農民の収入や生活レベルの向上に対する取り組みがそのひとつです。一方、都市部では、(7)生活保障金の底上げ、医療保険加入者の拡大、浮浪者救助施設など、弱い立場にいる人たちへの援助にも力を入れています。この「和諧」という言葉は、会社名、ネットのサイトのタイトル、都市や農村作りなど、広く使われるようになっています。たとえば、「調和の取れた世界」という意味の「和諧世界」、「調和の取れた文化」という意味の「和諧文化」、「調和の取れた家庭」の「和諧家庭」、「調和の取れたネットワーク」の「和諧網」、「調和の取れた街づくり」の「和諧城市」、「調和の取れた新農村作り」の「和諧新農村建設」などを、よく耳にしています。この「和諧」という言葉は、今年最も流行った言葉だと言えるでしょう。

 次は(8)「青藏鉄路」です。話題の「青海チベット鉄道」です。今年7月1日に開通したこの鉄道は、チベットへの道のりを一挙に縮めました。日本語部のスタッフ二人が、国慶節など大型連休を利用して早速チベットに行ってきたほどです。神秘なチベットへの観光客の数が急増し、今年に入ってこれまでにすでに(9)延べ200万人を超え、開通前の去年より40%も増えています。「天の道」という意味の(10)「天路」とも呼ばれるこの「青海チベット鉄道」は、多くの人の注目を集め、夢を膨らませました。

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