デンマークを訪問中の中国チベット学者代表団は27日、2番目の訪問先である、オーフスでデンマークのメディアや学術界と座談会を開き、チベットの発展問題などについて、対話を行いました。
訪問団は、デンマークの新聞「ユランズ・ボステン」の記者やオーフス大学の学者にチベットの歴史と現状について説明しました。また、3月14日ラサで発生した暴動事件の真相を述べ、中央政府がダライ・ラマの個人的代表と接触する上での前提条件を改めて強調しました。
また、訪問団の団長を務める中国チベット学研究センター宗教所の鄭堆所長は、中国政府のチベット文化に対する保護について語りました。
中央政府が引き続きダライ・ラマの個人的代表と接触していくかという質問に対して、訪問団の謝剛政団員は「中国政府は内政処理能力を有している。チベット独立あるいは半独立の企みを絶対に受け入れることはできない。これも中央政府がダライ・ラマの個人的代表と接触する上での前提条件である」と答えました。
一方、「ユランズ・ボステン」の新聞記者は、「マスコミは世界的視野、客観的視野から報道しなければならない。今回チベット学者と対面して交流できたことはすばらしい。今回の交流を通して、チベットに対する理解も深まった」と語りました。
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