1995年に、新中国が建国して以来大学教育では最大規模にして、最高水準となるプロジェクト、「211プロジェクト」がスタートして10年以上経ちました。このプロジェクトは21世紀に向けて、100あまりの大学と一部の学科を重点的に整備することを目標としたものです。

　現在、この「211プロジェクト」を実施している大学は教育成果、人材養成、科学研究、管理レベルなどがいずれも世界先進レベルに達し、科学教育で国を振興する主要な原動力となると共に、大学教育の発展を推進しています。

　1995年から2005年まで、プロジェクトの総投資額は368億元を超え、2005年の時点で「211プロジェクト」を実施する大学が27の省、直轄市、自治区で合計107ヵ所あります。それにより、中国の大学の人材養成能力が5倍向上し、科学研究費用が7倍増、博士学位を持つ教師がおよそ5倍に、また、研究設備の総額は4倍となりました。（翻訳：東　チェック：安藤）