中央農村工作指導グループ事務室の陳錫文主任は14日、「中国は農業現代化を迫めているが、農業を欧米化するという意味ではない、欧米の経験が中国に適応するとは限らない」と指摘しました。
これは中国農業大学で開かれた「中国の農村改革の三十周年を記念する第17回三中全会の精神報告会」の席上で述べたものです。陳錫文主任は「欧米の農業は大規模経営を行って労働生産性を高めているが、作付面積あたりの収穫量からみると、大規模経営は小規模経営に勝っているとは言えなく、中国の農村は欧米式の農業の条件を備えていない」と述べました。
また、中国の農村改革は三十年で、多くの成果をあげることが出来ましたが、様々な問題にも直面しています。その中でも、多くは「農村の空洞化」、「高齢化」など三十年前にはなかった新しいもので、理論から実行に移るまで、未然として検討しなければならない点があるということです。(翻訳:シュ コウ、チェック:安藤)
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