四川省の省都・成都で26日、行われた「震災後の再建プロジェクトに関する国際協力の商談会」によりますと、四川省は震災後のチャン族文化の緊急保護と復興、再建のため、内外から数百億元を融資するということです。
これらの資金はチャン族の無形文化伝承教育センターの建造や古来の宗教文化の発掘と保護、民俗文化村および古代建築の再建などのプロジェクトに使われる予定です。
チャン族は古くからある中国の少数民族の一つで、大地震の前には総人口30万人以上あり、主として四川省に居住しています。チャン族は今年5月の大地震で、由々しい被害を受けました。約3万人が犠牲となり、北川や茂県にあったチャン族博物館の2箇所はいずれも全壊し、おびただしい数の貴重な文化財や実地調査で集められた資料は廃墟の下敷きになりました。また、数多くの民族色豊かな住居や、楼閣、橋梁も姿を消してしまいました。(Yan)
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