中国の胡錦涛国家主席は24日北京で、ASEM・第7回アジア欧州会議首脳会議に参加する日本の麻生首相と会談しました。

　胡錦涛主席はこの会談で、「日本は中国の重要な隣国であり、両国が国民利益と世界発展、安定的な中日関係を推進していくべきだ。中日間の4つの政治文書の原則や精神に基づき、両国の長期的な健全で安定した発展を維持しつつ、経済的にハイレベルな対話などを用いることで、両国関係の発展の物質的な基礎とする。両国の精神的な結びつきと、社会的な基礎を強化し、地域の重点的な問題の解決に共に取り込み、東アジア地区における協力関係を推進するべきだ」と語りました。

　麻生首相は、「ウィン・ウィンの関係を強めることが時代に求められたものだ。両国の首脳は様々な方法を通じて、二国間や国際問題に関する意見を交換し、日中間の戦略的な互恵関係を推進する。世界が様々な危機に直面している今、日中首脳は交流と協力を強化するべきだ」としています。

　また、双方は現在の国際金融危機について意見を交しました。（翻訳：万）