|
アメリカ西部最大の新聞「ロサンゼルス・タイムズ」は19日、「アメリカの名誉を回復せよ」と題する社説を発表し、時期米政権に対し、武力を重視する政策を放棄し、現在の外交の難局から抜け出すよう呼びかけました。
社説は、「ブッシュ政権が8年間にわたり、一連の誤った政策を実施した結果、アメリカの国際的なイメージは、近代史以来最悪の状態にまで低下した。今こそ、イメージを改善する時だ」と指摘しています。また、ブッシュ政権が犯した過ちについて、国連の役割を無視した、温暖化という事実を認めなかった、テロ取締りの名目でアフガニスタンに対して戦争を発動したが、有力な措置を講じてアフガンの安定を回復させなかった、虚偽の口実でイラク戦争を引き起こしたことなどを挙げています。
さらに、社説は「ブッシュ政権最大の過ちは武力でアメリカの実力を誇示しようとしたことである。ところが、アメリカは世界最強の軍事大国であっても、武力ではすべての問題を解決できないという点を見落としていた」と強調しています。
|