ジンバブエ与野党による連立政権の内閣閣僚ポスト配分問題をめぐる交渉が17日決裂し、相変わらず見解の一致を見ませんでした。
南部アフリカ開発共同体が任命した南アフリカのムベキ前大統領の調停により、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線と民主変革運動の二つの党派は14日から内閣のポスト配分問題について交渉を始めました。
この交渉で、ジンバブエ与党のアフリカ民族同盟愛国戦線の指導者・ムカべ大統領が「最大野党の民主変革運動のツァンギライ議長は交渉において間違った方向へと向かっている」と指摘した一方、ツァンギライ議長は「与党による有力閣僚ポスト独占は受け入れられない」と語りました。与野党は今の膠着状態を打開するため、AU・アフリカ連合と南部アフリカ開発共同体に再び調停を行うよう訴えています。
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