アメリカ政府が金融危機の拡大を防ぐために最大7000億ドルの公的資金を投入する金融安定化法案の修正案が3日、議会下院で可決され、ブッシュ大統領の署名を経て「金融安定化法」として成立しました。しかし、信用収縮や景気後退に対する懸念は緩和せず、ニューヨーク株式市場と原油先物相場は下落を続けています。
「金融安定化法案」の修正案が下院で可決されたことを受けて、ニューヨーク株式市場の株価は一時大幅に上昇しましたが、その後、「景気後退に歯止めが掛からない」との見方が広がって株価が急激に下がり、1%を超える下落幅で取引を終えました。またニューヨーク商業取引所の原油先物相場も下落を続け、軽質油の11月渡しは0.09ドル下がって1バレル93.88ドルとなりました。(翻訳:鵬)
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