26日、宇宙船「神舟七号」は計画通りに、軌道転換コントロールを終え、地球表面から約343キロの円軌道に乗りました。現在、宇宙飛行士が船外宇宙服の軌道上でのセッティングテストを行っている最中で、作業は順調に進んでいるということです。
26日早朝4時4分、「神舟七号」は軌道転換を順調に終えました。午前10時20分には、テキ志剛飛行士と劉伯明飛行士が軌道船に乗り込み、点検作業と船外宇宙服のセッティングテストを始めました。テキ志剛飛行士は劉伯明飛行士の協力の下、中国自主開発の船外宇宙服「飛天号」の空気浄化装置、酸素ボンベ、バッテリユニット、ワイヤレスリモート装置など変換可能な部品のセッティングを始めました。すべての作業は無重力状態で行われているため、完了するまでに約14時間かかると見られています。
26日午前、胡錦涛国家主席は酒泉衛星発射センターで「神舟七号」有人宇宙飛行のミッションにかかわっている団体や個人の代表と会見しました。
有人宇宙船「神舟七号」は25日に打ち上げに成功し、飛行士1名が中国宇宙飛行史上初の試みとして、宇宙遊泳を行う予定です。このほか、軌道上の衛星伴走テスト、衛星データの中継などの実験を行う予定です。(Yan)
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