レバノン軍司令部は23日、シリアによる北部国境地帯への兵員増派について声明を発表し、「レバノン軍はシリア軍からこの軍事行動についての通報をすでに受けた」と述べました。
この声明は、「シリア軍のアリ・ハビブ参謀長がレバノン軍のカワジ司令官に対し、シリア軍の増派は国境地帯での軍事配備と安全を守る目的であることを通報して来た。アリ・ハビブ参謀長はこれは正常な行動であり、懸念する必要はないと語った」と述べています。
別の報道によりますと、シリア軍はこの二日間、レバノン北部と接する国境地帯に1万人の兵士を増派したということです。シリアは、「この目的は国境を守り、密輸を取り締まることにある」と明らかにしました。
また、シリアのこの軍事行動はレバノン北部地区で宗派間衝突が頻発している中で行われたものだということです。(翻訳:董)
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