インドの首都ニューデリーでは13日夕方、7件の爆発事件が起きました。インド国家テレビの報道によりますと、この日の爆発によって、25人が死亡したほか100人以上の負傷者が出ているということです。
インド警察当局によりますと、1回目の爆発事件は13日の午後6時15分にカロルバーグで起き、死傷者数十人が出ました。その後35分間に市の中心部の数ヵ所で相次いで爆発が発生しました。そのうちの3回はいずれもニューデリー市最大の繁華街でオフィスビルが集まるコンノートプレイスで起きました。コンノートプレイスの爆発はすべてゴミ箱に仕掛けられた爆弾によるものです。このほか、ニューデリー市内では数個の爆弾が発見されました。
事件が発生したのは週末で、ヒンドゥー教の「ガネーシャ祭り」とイスラム教のラマダンの期間にあたり、これら中心地には大勢の市民が集まっていました。爆発発生後、警察当局は直ちに爆発現場を封鎖し、負傷者を近くの病院まで搬送しました。現在、ニューデリーでは警戒態勢が敷かれ、危険地域の地下鉄や駅、長距離バスターミナルなどでも警戒を強化しています。
インドのパティル大統領は13日夜、声明を発表し、今回の連続爆発事件を強く非難すると共に、事件の妥当な処理を求めました。
なお、今回の連続爆発事件に対して、「インディアン・ムジャヒディン」と名乗る組織が犯行声明を発表しました。(東)
|