中国の温家宝首相は2日、四川大地震の震源地であるブン川県映秀鎮で、「地震救援作業は段階的な成果を収めた」と述べました。
地震が発生した5月12日から110日あまりが過ぎ、被災地の大規模な復旧・再建作業がまもなく展開されます。被災地を視察している温家宝首相は記者のインタビューに答え、「地震発生後、救助隊は8万4000人を救出したほか、住民1500万人を避難させた。住民の衣食住や医療も適切に手配している。また、道路、電力、給水、電信の復旧作業が順調に進み、今のところ、主要な国道と省内道路はほぼ復旧した。また、多くの医療チームが衛生防疫作業や負傷者の治療にあたり、伝染病の発生を防止している。同時に、唐家山のせき止め湖の危険排除に成功し、死傷者は1人も出なかった。救援作業は重大な成果を収めたと言える」と述べました。
また、温家宝首相は「現在の重点は再建作業を確実に行うことだ。中国政府は3年かけて被災地の生産生活を回復させたい」と語りました。(翻訳:玉華)
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