中国のメディアは北京五輪で初めて五輪のインターネット放送権を獲得しましたが、いまその放送権をめぐって訴訟が起きています。中国中央テレビ(CCTV)は先月末、中国のインターネット動画配信サイトの大手「迅雷」が中央テレビの所有する北京五輪のインターネット放送権を侵害したとして訴えを起こしました。
訴訟のきっかけになったのは、「迅雷」が聖火リレーの様子を中央テレビの許可なしにインターネットで紹介したことです。
北京五輪開催前、中央テレビは関連番組の放送許可をリンクなどの形で「新浪」、「PPLive」、「悠視」など9つのインターネット運用会社に売却していました。これによる収入は少なくとも3500万元(約4億9000万円)以上と見られています。
中国における動画配信の今後を占うものとして、裁判の行方が注目されます。(編集:じゅんじゅん ソース:新華網)
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