中国は29日、数年間検討を続けてきた『循環型経済促進法』を明らかにしました。この法律により、今後中国は廃棄物のリサイクルを進めるとともに、効率のいい資源利用と節約も重視することになります。

　この法律では、水や電力、天然ガスなどの資源製品の節約に向ける価格政策を調整したり、県クラス以上の政府が循環型経済を目指す計画を立て、地元の資源と環境の実情に基づき、産業メカニズムと経済規模を調整したりするなど、一連の方針が打ち出されました。また、化学工業、製紙業などエネルギーと水資源の消耗が高い企業への管理を強化することも盛り込まれています。

　『循環型経済促進法』は来年の初めから実施されます。現在、中国政府は、循環型経済を構築する計画や大型水資源消耗企業への管理政策など300項目あまりの法律法規の制定と修正に取り組んでいます。

（翻訳：洋）