世界銀行が26日発表した報告によりますと、生活費1日1.25ドルという新しい国際貧困基準で計算すると、全世界の貧困人口は1981年の19億人から2005年には14億人まで減少しました。しかし、この数値は予測をはるかに上回っているということです。これにより、世界の貧困撲滅プロセスの進展は楽観視できないと見られています。
報告によりますと、1981年から2005年まで、全世界の貧困人口は5億人減少し、発展途上国の総人口に占める割合も52%から26%まで低下しました。しかし、このスピードで行けば、2015年の時点でなおも10億人の貧困人口がいる計算になります。
なお、中国は発展途上国の中で、貧困撲滅で最も著しい成果をあげています。中国以外の国では、1981年から2005年まで貧困人口が全世界で実に、1億人あまり増加したということです。
(翻訳:洋)
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