世界銀行はこのほど発表した「リトル・グリーンデータ・ブック」は、今世紀の80年代に、気候の変動は世界の農業生産量を15%以上減らすと見積もっています。
この「ブック」は、先進国と比べ、発展途上国への気候変動の影響は大きく、その農業の減産量は20%に達するが、先進国は15%にとどまるとしています。
またこの「ブック」は、「気温の上昇に伴い、気候の変動は激化し、水害と旱魃など極端な気象状況の発生数も増え、これによって農業生産は大きな影響を受ける。低所得諸国での農業生産量の減少は、地元の経済と環境に影響を及ぼし、国民全体の栄養失調率を増やし、病気の発生率を上昇させるだろう」と書いています。
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