イラクのマリキ首相は、25日、「イラクとアメリカの交渉代表は、イラク駐留アメリカ軍が2011年末までに撤退することで合意した」と発表しました。これについてアメリカ側は合意を否認しました。
イラク首相府は、「マリキ首相はこの日、バグダッドで行われた部族の長老会議で、『イラクとアメリカが合意に達したことで、2011年以降イラク国内はいかなる外国軍も存在しなくなる』と述べた。さらに、イラク政府の批准がなければ、外国軍は軍事行動を取ることができなくなることでも合意した」としています。
別の報道によりますと、アメリカホワイトハウスのトニー・フラット報道官は、25日、「アメリカ軍のイラク撤退については、まだ交渉中だ」としています。国務省のウッド報道官は、「協議案について合意しただけだ。今後、両国政府はこれに関する一連の作業を行っていく」と強調しました。
(翻訳 朱丹陽)
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