今年の2月、競泳用水着「レーザー・レーサー」が誕生してから、アメリカのフェルプス選手ら多くの選手がこの水着を着用し、50以上の世界記録が更新されました。北京五輪の競泳でも、「レーザー・レーサー」を着用した選手が世界記録を数多く塗り替えました。では、このレーザー・レーサーには一体、どんな秘密があるのでしょう。
レーザー・レーサーを研究開発したイギリスのスピード社のロビン会長は、「第4世代のレーザーレーサーは、水の抵抗を極限まで小さくしたため、スイマーは魚のように速くかつしなやかに泳げる」と強調。「レーザー・レーサーはスイマーの泳ぎをヘルプすることはできず、泳ぎはスイマーが自ら完成しなければならない。レーザー・レーサーはただ泳ぐ時の水の抵抗を小さくするだけだ。海で一番速い魚であるサメをヒントに、流腺型の水着を研究開発した。同時に、この水着をより軽く、より丈夫なものにした。着用すれば、魚のような感覚で泳げると同時に、筋肉も保護される」と述べています。
すでに、中国選手を含む多くの国の競泳選手がレーザー・レーサーを選択しています。しかし、しばらく前にレーザー・レーサーを手に入れた中国選手は、「余り快適ではない」と話しています。これについて、ロビン会長は、「スイマーがレーザー・レーサーに慣れるまでには時間と練習が必要だ。我々は中国競泳チームのスポンサーではない。しかも中国チームは最近になって自由に水着を選べられるようになったことから、オーダーメイドする時間もなかった。一方、中国チームも適応訓練が足りない。我々は、競泳選手を含む中国のユーザーにオーダーメイドのレーザー・レーサーを提供するつもりだ」と述べています。(翻訳:ooeiei)
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