27日、大連市政府は北京パラリンピックに参加する中国選手団に盲導犬2匹を寄贈しました。この2匹の盲導犬はパラリンピックの開幕式や受賞式などで壇上に上がることになっています。

　2004年、中国初の盲導犬基地が大連で設立され、中国人が自前で盲導犬をトレーニングすることができるようになりました。中国における盲導犬の応用は、現在、まだ始まったばかりで、中国本土では盲導犬を使用している目の不自由な方は、今のところ、まだ6人しかいません。

　一方、中国の都市部では、デパート、映画館など公共の場に犬を連れて外出することが禁じられているため、北京市人民代表大会はパラリンピックに備えて、7月20日から9月20日までの間、パラリンピックに参加する目の見えない選手や役員、観客に、盲導犬とともに外出することを特別許可しました。

　盲導犬がパラリンピックで活躍することは、今後の普及にもつながると思われます。（Yan）