中国の温家宝首相は7月4日から6日までの3日間、東部の江蘇省と上海市を訪れ、現地の経済運営の状況を調べました。この後、温家宝首相は、「今年に入ってから、中国の国民経済は、低迷期に入った国際経済と深刻な自然災害による影響を乗り越えて、予想どおりマクロコントロールの方向に向かって進んでいる」とした上で、「様々な複雑な課題に積極的に対応し、良質で速やかな経済発展を推し進めていく必要がある」と強調しました。
温家宝首相は、ハイテク産業、紡績企業、埠頭それに農村を相次いで視察しました。視察の後、温首相は、「比較的速い経済発展を長期間にわたって維持し、インフレの抑制をマクロ調整の重点とするほか、食糧安全保障を確保しながら、就業のチャンスを増やして、調和の取れた経済発展を促していく必要がある。また、輸出入の仕組みを改善して、対外開放のレベルを高めていくべきである」と指摘しました。
温家宝首相は、江蘇省には経済発展のレベルを全面的に高めることを、また上海市には現代化された大都会の建設を速めることを期待しています。(翻訳:KH)
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