2009年度パナソニックスカラシップの内定式が今日(17日)中国人民対外友好協会のホールで行われ、清華大学、北京大学、上海交通大学、中国科学技術大学、西安交通大学などから選抜された大学生6名が2009年4月から松下電器の支援で日本の修士課程に進むことになりました。
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陳昊蘇会長 |
道上尚史公使 |
中国人民対外友好協会の陳昊蘇会長は祝辞の中で「松下電器は長年、中日の青年交流、教育交流、ハイテク人材の育成などのため寄与してきた。特に中国の社会貢献、オリンピック支援、貧困大学生の助成など中国の社会公益事業や教育事業に熱意を注ぎ、数々の成果を収めた。四川大地震発生後はまた援助の手を差し伸べ、義捐金と援助物資を送ってくれた。中国の人々はこうした援助に深く感謝している。中国の学生たちは日本留学を通じて、中日の架け橋になることを期待する」と述べました。
日本大使館の道上尚史公使は挨拶の中で、「パナソニックスカラシップは設立されて10年、常に日中交流や日中友好の架け橋になってきた。今回選ばれた6名の内定者は感謝の気持ちと謙虚な心を忘れずに、日本での学業に励んで、留学中、多くの日本人と友達になり、21世紀の魯迅や周恩来になってほしい」と中国の大学生を激励しました。
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北東アジア副本部長の木元哲さん |
PS社のモット:SMILE |
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出席した方々 |
奨学生代表:北京大学の肖さん |
日本松下電器中国北東アジア副本部長の木元哲さんによりますと、松下電器はこれまで84名の中国人大学生の日本留学を支援し、そのうち、66名がすでに卒業、中国、日本、アメリカなどで活躍しているとのことです。松下電器は現在中国に81の会社を持ち、10万人の従業員がいます。中国事業はパナソニックのグローバル事業の成長のエンジンであり、もっとも重要な位置づけとなっています。
今日の内定式には中国日本友好協会の井頓泉副会長、中国日本友好協会の袁敏道秘書長や松下電器(中国)の馬雲飛副総裁、パナソニックスカラシップの田口忠晴社長らも出席しました。
2009年度パナソニックスカラシップの奨学生たち
「パナソニック スカラシップ」とは
1998年、アジアの発展に貢献する人材の養成や日本と各国の相互理解の増進を図るため、パナソニックは「パナソニック スカラシップ」を設立しました。この事業は毎年一回アジアで優秀な学生を選抜し、日本への留学を支援します。そのうち、中国からの留学生は最も多く、全体の三分の一を占めています。
中国では中国日本友好協会、中国の各大学、松下電器が共同で実施しており、各大学から優秀な学生を選抜し、希望の大学と専門によって、三年間の修士課程の間、松下電器から奨学金が支給されます。(取材:廖麗 撮影:王巍)
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