第4回中米戦略経済対話が17日と18日、米国メリーランド州のアナポリスで開かれます。この席で、中国の王岐山副首相とアメリカのポールソン財務長官らが会談を行います。
中米戦略経済対話は、両国間で最もハイレベルな会合であり、両国経済に関する政治交流の場でもあります。2006年9月20日、中国の呉儀前副首相とアメリカのポールソン財務長官が共同声明を発表したことから、中米戦略経済対話が正式にスタートしました。
中米戦略経済対話は、年に二回、両国の首都で交互に行われ、呉儀前副首相とポールソン財務長官によって、これまで、すでに3回開かれました。
2006年12月14日と15日、初めての中米戦略経済対話が北京で開催されました。席上、「中国の発展の道筋と経済戦略」をテーマとして、都市と農村部のバランスの取れた発展、中国経済の持続可能な発展、貿易と投資の促進、またエネルギー、環境などの分野で深く意見を交わしました。会議の閉幕の際、呉儀前副首相は、対話の成果を高く評価しました。呉儀前副首相は、「私とポールソン財務長官、また、両国代表団のメンバーは、第一回の中米戦略経済対話が成功裏に終わったとの認識で一致した。今回の対話は、両国の貿易関係、そして両国の建設的協力関係のさらなる発展にプラスとなる」と述べました。
第2回中米戦略経済対話は、2007年5月22日と23日、アメリカのワシントンで開かれました。ポールソン財務長官、会議後、 「我々は、財政サービス業、エネルギー利用、環境と民用航空などの分野で、今後の協力について一致した。この対話は今後も続き、我々の協力も進んでいくだろう」と述べました。
そして、その年の12月12日と13日、第3回中米戦略経済対話が再び、北京で開催されました。「経済のグローバル化による課題を克服しよう」というテーマで話し合い、31項目からなる共通認識に達しました。中国の胡錦涛国家主席は、会議後ポールソン財務長官と会談し、双方が払った努力を高く評価しました。胡錦涛国家主席は、「第3回中米戦略経済対話では、双方が多くの共通認識を持つことができ、大きな実績を収めた。両国代表団の団長、および両国関連部門が払った努力に感謝する」と語りました。
中米戦略経済対話は、両国関係を推し進めるために積極的な役割を果たしています。食い違いは免れないものの、双方は、互いに尊重するとの精神を踏まえて、その解消のために努力しています。呉儀前副首相が言ったように、話し合いは、矛盾を解決するには最も根本的な方法です。
第4回の中米戦略経済対話が間もなく始まります。この対話メカニズムは、両国の経済発展、および、両国の国民に利益をもたらすでしょう。
(翻訳:李軼豪)
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