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代表団を率いてローマで開かれている食料サミットに出席している中国の孫政才農業相は3日、会議で発言し、世界食糧安全保障に関する5つの提案を出しました。
この5つの提案は以下の通りです。
第一は、世界各国がさらに農業と食糧生産を重視すること。第二は、農業と食糧の国際協力を一段と強化すること。第三は、科学を利用したバイオエネルギー産業の発展を推進し、食糧の安全保障をトップに置くこと。第四は、先進国が厳格に汚染排出物削減の義務を履行すると共に、積極的に発展途上国の気候変動の能力向上を支援すること。第五は、穀物など農業製品の国際貿易環境を改善し、公平かつ合理的な貿易秩序を設立することです。
また、孫政才農業相は「中国が国内の生産に立脚して、13億人の食の問題を解決することは世界の食糧安全保障の重大な貢献である。中国の食糧輸出入貿易は順調に発展している。そして、中国はできる限りの範囲で、国際食糧農業機関に協力し、食糧に困っている国に援助を提供すると共に、発展途上国の技術や人材養成などに協力したい」と述べました。
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