阿バ州の劉文芝副州長は１日、「被災状況が深刻な阿バ州の観光資源は大地震により大きく破壊されたが、九寨溝、黄龍、達古氷河などの世界文化遺産は無事だった。これらの観光地を２カ月以内に再開させたい」との考えを示しました。

　観光業は阿バ州の基幹産業となっており、今回の地震による損失額は、70億元に達しました。しかし、多くの名所旧跡が震源地から離れていたため、大きな影響を受けませんでした。

　九寨溝などでインフラ施設の被災状況が懸念されていることについて、劉文芝副州長は、「関連の検査を実施した結果、これら観光地のホテル、ロープウェーなどの施設はいずれも無事だった。現在、これらの観光地へ向かう航空路線や蘭州以南の高速道路はいずれも開通している。四川への観光は国家観光局により中止されているが、阿バ州は既に、一部の観光地を2カ月以内に再開する申請を提出した」と述べました。（翻訳：洋）