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OECD・経済協力開発機構とFAO・国連食糧農業機関が29日パリで発表した報告書「OECD?FAO農業アウトルック2008?2017」によりますと、農産物の国際価格はこれまでの記録的なピークからいくらか下がりましたが、今後10年は、過去の低い水準にもどることはないだろうと見込んでいます。。
この報告書は「一部の主要穀物の生産国は自然災害に見舞われ、また、穀物の在庫が下がったことが、これまで2年の農産物価格の高騰を招いた重要な要素である。しかし、変化している食習慣や、都市化、経済の成長、人口の増加などによって、今後10年間の農産物価格は高い水準を行くだろう。また、生物燃料に対する需要の増加も食糧価格の高騰を招く重要な原因の一つである」と述べています。
OECD のアンヘル・グリア事務総長は、貿易保護主義を排除し、農産品市場を開放するよう各国に呼びかけました。またFAOのジャック・ディウフ事務局長は「国際社会は一致した行動を取り、食糧価格の高騰が、貧困と飢餓にあえいでいる人々に与える影響に対応すべきであり、各国は農業発展を課題にしていくべきだ」と述べました。（翻訳：董）
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