中国国民党の呉伯雄主席の率いる大陸訪問団は27日、南京で「中華民国」の建国の父である孫文が眠る中山陵を参拝しました。
呉伯雄主席はその後博愛広場で記者のインタビューを受け、「海峡両岸の住民は同じ中華民族であり、その血のつながりはいかなるものでも否定できない」と強調しました。
呉伯雄主席は、「南京は、かつて国民政府の所在地であり、台湾海峡両岸の同胞が共に尊敬している孫文先生がここに眠っている。国民党にとって南京は特別な存在である。海峡両岸は、歴史を直視し、現実に目をむけ、未来を切り開くべきだ。中山陵は歴史を直視する上でよい証拠となる」と述べました。
呉伯雄主席はまた、「孫文先生は海峡両岸に多くの資産を残した。たとえば『天下為公』(天下は公のためにある)、『博愛』などの理念がそれである。我々はこれら資産を大切にし、これをもう一度深く学ばなければなら。来年は孫文先生が中山陵に埋葬されて80周年にあたり、南京市も盛大なイベントを行う。われわれ国民党も代表団を派遣してこのイベントに参加する」と述べました。(翻訳:ooeiei)
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