イランの核問題交渉責任者のジャリリ最高安全保障委員会事務局長は25日、テヘランで、イランの核問題を解決するため打ち出したイランの包括的な提案は世界の平和と安全保障対話に良いチャンスを作り出したとの考えを示しました。
これは、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長が、イランを訪問中の日本の佐佐江賢一郎外務審議官と会談した際、明らかにしたものです。
その中で、ジャリリ局長は「イランの提案は世界各国から歓迎されている。この提案には積極的な観点が盛り込まれており、各国が政治や経済、安全保障など多くの分野における地域と国際協力を促進するだろう」と述べました。
また、イラン国会の外交・国家安全保障委員会のボルージェルディー委員長は25日、「イランはこの提案を通して、国際社会に明確なシグナルを発信した。核問題の交渉での膠着状態を打開しようと考えている」と語りました。
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