四川大地震で、12歳の男の子・張家志君は両手を無くしました。ここ数日、泣くこそしなかったものの、張君の表情からは笑顔が消えていました。しかし、21日、110メートル障害の五輪金メダリスト・劉翔選手と電話で会話したところ、笑顔をが戻り、食欲も出てきたということです。
2人の間では、以下のような会話が交わされました。
張:「なぜ、そんなに速く走れるの」
劉:「コーチや皆さんの励ましのおかげだ」
張:「どうして背がそんなに伸びたの」
劉:「よく食べているからさ。君もがんばってたくさん食べたら、私のように伸びるよ」
張:「わかりました。あなたの言うとおりにします」
最後に、劉翔選手は、「22日夜に陸上の中国オープンに出場するので、応援してね」と張さんに言いました。
張さんのお母さんは、「劉翔選手と電話でおしゃべりをして、息子の気持ちはずいぶん晴れたようだ」と話しました。
(翻訳 朱丹陽)
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