オリンピック聖火リレーは、26日、日本の長野市で行われ、18.7キロを80名のランナーが走りました。
午前8時15分、熱い声援の中で、聖火のトーチが点火され、日本の有名な星野仙一野球監督に渡され、リレーが始まりました。
ランナーは次々と聖火を渡しながら、市中心を走り、若里公園にゴールしました。コースには長野冬季オリンピックのメイン競技場など長野市の代表的な建築物が含まれました。
リレーが始まる前、日本オリンピック委員会の竹田恒和会長は、挨拶の中で、次のように語りました。「オリンピック大会の火が、1998年にオリンピックを開催したこの長野市に平和のシンボルとして再び戻っきたことを大変うれしく思っております。本日80名のランナーによって受け継がれた聖火が、今ここに力強く炎を上げております。そしてこの聖火は、平和と友情のシンボル。このメッセージを世界各国に広めていただけると確信をいたしております。8月8日に開催される開会式で、北京の聖火台にともり、いよいよ世界のトップたちのが熱い戦が始まるわけです」。
聖火リレーを長野で行うため、全力を挙げて協力した日本の各界に、日本駐在の崔天凱大使は感謝の言葉を述べました。「オリンピック聖火が大勢の長野市民に迎えられました。これは、長野市民と日本の人々のオリンピック精神への賛同や、中国人民への友情の表れです。そして多くの留学生、華人華僑も各地から集りました。彼たちの愛国の情熱がひしひしと伝わってきます。日本オリンピック委員会や長野市、各界の人々もリレーの順調な進行のために多く協力してくださいました。皆さん、ありがとうございます。ごく少数の人々が、遠くから長野へ来て、オリンピック精神に挑もうとしていたが、聖火リレーを支持する大勢の長野市民と比べものになりませんでした。皆さん、本当にありがとうございました」
ランナーの一人、テニスの松岡修造選手は、聖火リレーへの思いを述べました。「走ってみて、オリンピックが社会情勢を反映していることをものすごく感じました。『調和の旅』が今度のテーマであって、北京オリンピックへかける選手の思いと、世界平和というものがしっかり調和してほしいという願いをすごく感じています。今回、参加させていただいて本当にありがとうございます。『選手としてオリンピックの思いをしっかり感じたい。より北京オリンピックの成功、そして平和というものをしっかりとつなげでいく』。そう思いながら、走らせていただきました」
山下洋一さんは、長野市民で、タクシードライバーです。聖火リレーについて、「長野というところは、素晴らしいところなんですよ。中国にもすごいいい人がいっぱいいる。今年の8月のオリンピック、そのとき、私ながらに応援します。また、日本の選手もたくさん行きます。だから、みんな一生懸命、楽しくオリンピックを成功させるよう頑張っています」と語りました。
各地から夜行バスで駆けつけた留学生たちの思いです。「オリンピックを政治と繋げてはいけません。北京オリンピックを応援します。オリンピックが成功するよう、願っています。国が強くなるよう、一緒に頑張っていきたい」。
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