パリで発生した聖火リレーへの妨害行為に対し、中国国内では、一部のインターネット利用者がフランス製品、特にフランスのスーパーマーケット「カルフール」の商品をボイコットするよう呼びかけています。これに対し、中国の多くの新聞は記事を載せ、挑発行為や友好的でない発言には冷静に対応するよう国民に呼びかけました。
17日付けの新聞『新京報』は、「国家の尊厳を守るためには、ボイコットは一番よい方法とは思えない。大事なことは中国を分裂させようという発言に反論し、真相を知らない外国の友人を説得して、中国がオリンピックを開催しようという思いや実力を示すことだ」と述べています。
また、この日の『中国青年報』は、「ボイコットは理性的な行為ではない。中国人は自信を持って外国人と交流し、中国の発展を西側諸国に伝えるべきだ」と指摘しています。
パリでの聖火リレーで妨害にあった体の不自由なスポーツ選手金晶さんはこのほど、「パリでのことは忘れられない。しかし、カルフールやフランス製品へのボイコットには賛成できない。自分たちの気持ちを表すにはほかの方法がある」と語りました。(04/17 翻訳者:Lin)
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