新疆の森林被覆率は1998年春の1.68%から現在の2.94%に増え、ここ10年間でほぼ倍増しました。
新疆の年平均降水量は200ミリ足らずで、年間の水分蒸発量は2000ミリ近くに達し、緑化に大きな困難をもたらしています。「西部大開発」プロジェクトが実施されて以来、新疆では「退耕還林(耕地を林に戻す)」をテーマに、オアシスの周りに防護林などを設置してきました。これにより、オアシス内部の生態環境が安定し、砂漠化は大幅に緩和されました。
植林を進めるとともに、新疆では天然林の保護にも力を入れており、2004年から天然林の伐採を禁止しました。
森林被覆率が向上するにつれて、新疆の気候はここ数年、暖かく湿度が上昇するようになりました。タクラマカン砂漠にも、緑が添えつつあります。(翻訳:玉華)
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