中国の温家宝首相は3日北京で、「中米戦略経済対話は既に、両国の戦略的な相互信頼を深め、互恵協力を発展させる上での重要なルートとなった」との考えを示しました。
温家宝首相はアメリカのブッシュ大統領の特別代表であるポールソン財務長官と会見した際、「中国とアメリカ双方は、第4回対話に備え、新たな成果を作り出すべきだ。両国のエネルギーと環境保護分野での協力は、世界経済の持続可能な発展にとって重要な意義がある。また、中国は、両国の貿易関係の発展不均衡を緩和させるために積極的な措置を取った。アメリカも対中輸出への制限を緩和し、ともに双方の経済貿易関係の健全な発展を促すよう希望する」と述べました。
これに対し、ポールソン財務長官は、「米中戦略経済対話は、両国の利益に合致している。エネルギーと環境分野での10年間協力計画は双方の共通の願いである」と語りました。(翻訳:洋)
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