胡錦涛国家主席は、2日、北京で、アメリカ大統領の特使として中国を訪れたポールソン財務長官と会談し、「マクロ経済政策について、中国はアメリカとの意思疎通や調整を強め、世界経済の成長の維持や、国際金融の安定のために共に努力していきたい」と述べました。
胡錦涛国家主席は、「中国は、両国の戦略的な経済対話などを含めた二国間の話し合い体制の確立と整備を、非常に重視している。中国とアメリカは世界経済の重要な一員として、世界経済の健全で安定した発展を維持していくという責任を負っている」と指摘した上で、「アメリカとともに、戦略的な相互信頼を深め、実務的な協力を拡大し、敏感な問題を適切に処理していきたい」との中国政府の姿勢を示しました。
これに対してポールソン財務長官は、アメリカ経済の運営状況と今後の見通しを紹介した後、「両国の戦略経済対話は成功しており、絶えず進展を遂げている。両国の順調な経済運営は、お互いにとっても有利なことだと、アメリカは思っている。戦略経済対話と両国関係が継続して発展するために、両国がともに努力していくことを希望する」と強調しました。(翻訳 朱丹陽)
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