国家質量監督検験検疫総局(質検総局)は27日、北京五輪の特殊設備の安全性を確保するために、「6つの100%措置」を取って開催期間中の安全管理強化をはかると発表した。
6つの100%措置の具体的な内容は次の通り。(1)使用中の特殊設備の100%に対して検査を実施する(2)新たに設置する特殊設備の100%に対して検査を実施する(3)五輪関連の特殊設備の100%に対して問題点がないか検査する(4)前項の検査でみつかった問題点を100%取り除く(5)五輪の中心エリアにある特殊設備の100%に対して専用マニュアルを制定する(6)開催期間中、関連設備の現場管理を100%実施する。
質検総局は五輪特殊設備の安全保障活動をめぐり、安全保障エリアを3つに区分する。「核心区」「緩衝区」「外囲区」の3つで、核心区には五輪競技場、練習場、プレスセンター、提携ホテル、指定医院などがある。緩衝区は核心区の周辺の半径200メートル内の地域、外囲区は緩衝区の外側の地域にある五輪開催都市で、特殊設備を使用する重要な地点をいう。
質検総局によると、五輪の安全保障のための活動期間は7月20日から9月20日までの2カ月間。核心区では特殊設備の事故を防ぐことに重点が置かれ、緩衝区では特殊設備をめぐる人身事故の防止を重点的に行い、開催都市では大型特殊設備の事故対策に取り組む。また重大な影響を及ぼす可能性のある全国の特殊設備の事故対策にも力が注がれる。(編集KS)「人民網日本語版」より
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