これは解振華副主任がこの日、「気候変動、クリーンエネルギーおよび持続可能な開発に関するＧ20の第4回閣僚級対話」で述べたものです。解振華副主任はその中で、「世界的な気候変動に対応するには、技術の不足ではなく、技術の移転を実現させるための効果的なメカニズムの欠如が課題となっている。現在、発展途上国では大規模な工業化インフラ建設が行われていることから、温室効果ガスの排出削減にプラスとなる先進的な技術を利用できなければ、高排出の特徴は当分続くだろう」と述べました。そして、イギリスやアメリカ、日本などが発展途上国の気候変動対策の国際協力を支援することに歓迎の意を表した上で、「これらの資金を技術輸出市場の開拓と商業利益の獲得に用いるばかりではなく、関係技術の開発と移転にまわすべきだ」と指摘しました。

　解振華副主任はまた、各国の代表に、中国のエネルギー利用効率の向上や再生エネルギーと原子力発電の発展など国際協力の重要な分野での取り組みを説明しました。（翻訳：周莉）