中国で10日、世界初の電子ラベル国際コンテナ航路が開通した。今後は上海港と米国サバナ港(ジョージア州)とを結ぶ航路を、情報を搭載した電子ラベルを貼ったコンテナが行き来するようになる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
この電子ラベルを利用した監視システムが構築されており、荷主、物流企業、船会社、貨物輸送代行企業、船舶輸送企業、税関、出入国管理部門、品質管理部門、顧客は、コンテナがどこにあってもリアルタイムで輸送状況を確認することができるようになった。3PLサービス企業としての港湾の職能が強化されたとともに、コンテナ物流の全体的な効率や貨物輸送のクオリティ、セキュリティなどが向上したといえる。
上海港は2001年にコンテナ電子ラベルシステムの研究をスタートし、独自の知的財産権を備えたラベルのコア技術掌握に成功。これにより電子ラベル中米間コンテナ航路の開通に向けた技術的問題が解決された。
「人民網日本語版」
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