国のハイテク計画「863計画」の一環として中国科学院計算技術研究所が進めてきた、国産汎用型中央演算処理装置(CPU)「竜芯2号」の強化計画は13日、新たに開発したCPU「竜芯2E号」が、情報技術分野の専門家チームの審査に合格し、販売へ向けて一歩前進した。
同計画の責任者を務める李国傑院士(アカデミー会員)は「竜芯2E号は米国と日本の製品に次ぐ、世界最高水準のCPUだ。中国がすべての知的財産権を所有しており、特許関係の問題は一切ない」と話す。
同研究所は2002年に「竜芯1号」の開発に成功、03年に「竜芯2B号」、04年に「竜芯2C号」、そして05年に「竜芯2E」と、3年連続で「竜芯2号」シリーズの新製品を開発。開発のたびに性能は一代前の3倍に向上し、CPU開発の飛躍的発展を実現させた。現在、竜芯課題チームが「竜芯3号」の研究開発を進めている。
同研究所は他の機関と協力して、竜芯シリーズCPUを利用したさまざまな応用システムを開発している。政務、デジタルテレビ、農村の情報化、工場コントロールなどさまざまな分野で試験応用が始まっている。海外企業と生産販売のライセンス契約も交わした。「竜芯2E」は年内に販売を開始する予定。(編集KS)
「人民網日本語版」により
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