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中国の法整備白書、法的社会の前途を描く
   2008-02-29 13:29:30    cri







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 国務院報道弁公室は28日「中国の法治建設」白書を発表しましたが、これは中国政府が初めて発表した法整備に関する白書です。この白書は大量の事実と数字を引用して、中華人民共和国成立60年近く、特に改革開放30年来、中国が法整備で収めた成果をまとめ、発展途上にある社会主義の法的社会の状況を描いています。

 この白書は全文約2万9000字で、社会主義の法整備の歩み、中国の特色ある立法と法的体制、人権の尊重と保障についての法的制度、市場経済の秩序規範化に関する法的制度、法律に基づく行政と法治政府の整備、司法制度と公正な司法、法律の普及と法学教育、それに国際的な交流と協力などの部分からなっています。

 中国社会科学院法学研究所の常紀文教授は、「この白書の発表自体、政府の法整備を重視する姿勢を示している」と述べ、「歴史と発展の面から見れば、中国の法整備の筋道ははっきりしている。つまり1949年に生まれた新政権を強固なものにすること、国家権力の順調な運行を保護することから改革開放と市場経済に良好な法的雰囲気を作ること、国家権力、国家利益、社会利益と公民の個人権益を保護するという段階でをたどってきた」と話しました。

 この白書は、「長年の努力を経て、憲法を核心とした中国の特色のある社会主義の法的体系はほぼ形成された。現在、全国人民代表大会およびその常務委員会は既に229本の法律を制定し、これは憲法および民法、行政法、経済法など7部門すべてに及んでいる」としています。

 この白書はまた、「法律に基づいて行政に努め、法治政府を整備していくことは、法律に基づいて国を治めるという基本戦略を全面的に実施する上での重要な内容である」と強調しています。

 中国政法大学の蒋立山助教授は、「この白書が記述している事実は、中国政府が政府文書により各国が公認している憲法と法律を念頭に置くという概念を始めて確認したことを意味している」と見ています。蒋助教授は、「人民の利益、それに憲法と法律を念頭に置くことを堅持するのは、法整備での根本的趣旨であり、科学、民主と法律に基づいて執政するという中国共産党の方針を充実させたものだ」と述べました。

 この白書は、また法整備と科学的発展理念とを初めて結びつけ、「科学的発展理念を堅持し、立法の健全化、その厳格な執行、司法の公正と自覚的な遵守などを着実に実現させて、法に基づき国を治めるという基本戦略を全面的に執行すべきだ」と強調しています。蒋助教授は、「指針的理念として、科学的な発展理念は人権の保障と明らかに異なっている。人を最優先し、人権を保障することは、価値性の高い指針的理念であり、何をすべきかということをはっきり述べている。科学的発展理念は、法整備の指針的理念として、何をすべきかを述べたばかりか、どうすべきかという疑問にも答えている」と述べました。

 この白書はさらに、世界最大の発展途上国として、中国は、現在及びこれからの長い期間は社会主義の初級段階にあることを認めています。そのため、法整備では様々な問題に直面しています。これはたとえば、民主と法整備は、いまも経済や社会の発展にまだかみ合わないこと、法的体系をさらに充実しなければならないことなどです。この白書は最後に、「社会と経済の急速な発展に伴い、中国の人々の様々な権益はよりよく保障され、社会主義の法整備は必ずより豊かな成果を収めていくだろう」とまとめているのです。

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