中国工商銀行は２００４年にリスク管理の枠組づくりに着手し、現在、リスク管理機構とその流れの改革を完了した。

　関係者によると、中国工商銀行は最高リスク管理責任者（ＣＲＯ）を置き、「事前」、「中間」、「事後」ごとにリスク管理をし、取締役会、上層部を意思決定者とし、リスク管理部門を実施者とし、社内監査部門を３番目の防御線とするリスク管理システムを築き上げ、リスク管理能力を目に見えて向上させた。

　中国工商銀行は法人顧客格付けシステムを始動し、格付け結果の正確性を向上させ、リスク計量技術で国際先頭水準に迫った。

　中国工商銀行は更に包括的なリスク管理システムを整備し、リスク管理部門が主導し、関連する部門が共同で参画するリスク管理の枠組を整備し、リスク管理情報システムを構築し、信用、市場、オペのリスクをこのシステムに組み入れ、２０１２年、リスク管理で世界トップレベルを目指す。