国家科学技術基礎プロジェクト担当グループは28日、中国のゲノムリソースを収集、整理、保存、共同使用することができる「中国人類ゲノムリソースインフラストラクチャー(www.egene.org.cn)」を開設したと明らかにした。現在すでに保存されているゲノムリソースは24万以上で、遺伝子技術を利用して、優秀なスポーツ選手を選抜することも可能だという。
同プロジェクトに参加した専門家の曹彦栄氏は、「すでに中国の優秀な中長距離走選手のゲノムリソースを集め、選手を選抜するためのゲノム基準を作っています。この基準を利用することで、選手として潜在力のある子供たちを選抜することが可能です」と話す。また曹氏は例を挙げてゲノム資源の応用を説明し、「人間のゲノムリソースは、人の生命現象や生理、病理機能、行動を研究する基礎であり、健康の増進、人の安全の維持、重大な疾病の予防、医薬の革新などを促すための重要な基礎」と話している。
「チャイナネット」より
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