国際観光振興機構が28日に発表したデータによると、2007年に日本を訪れた外国人旅行者は、中国からの観光客の数が初めて米国を上回った。アジアの経済成長は、同地域の観光業の繁栄をももたらしている。
日本国際観光振興機構(JNTO)の発表では、2007年、日本へ観光に訪れた外国人の旅行者数は、前年に比べて約14%増の過去最高になる834万人を記録した。
そのうち中国からの旅行者数は94万3000人で、16%もの増加だったが、米国からの旅行者は小幅に減少し、81万6000人にとどまった。
日本国際観光振興機構は、中国からの旅行者が多くなった原因は、中国の増え続けている中間層の可処分所得の向上や、中日間フライト便の増加、昨年の中日国交正常化35周年関連の一連のイベント開催などにあると分析している。
東京ディズニーランドの遊覧や秋葉原電器街でのショッピング、日本アルプスでのスキーなどは、中国人の観光目的になっているという。
2007年の外国人旅行者で一番多かったのは韓国からの観光客で、前年比22%増の260万人だった。次は中国の台湾の139万人、中国大陸は3位、その後は米国、中国の香港、オーストラリアの順になっている。
日本政府は「観光立国」を一つの戦略に打ち出し、2010年までに外国人観光客1000万人誘致の目標を掲げている。しかし多くの観光客が訪れるフランスの毎年の旅行者数は約7500万人で、日本がフランスを超え、世界で最も人気のある観光地になるまでの道のりは遠い。
「チャイナネット」より
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