中国商務省によりますと、日増しに増えている非関税障壁により、中国の輸出製品はこれまでより厳しい状況に直面しているということです。こうした国際市場の動向に対応するため、中国は、対外貿易の成長方式の転換を急ぎ、輸出入商品の構造を適正化し、品質を高めていく方針です。
中国の輸出製品は長年、品質が良く値段も安いと世界各国でも好評ですが、中国製品はハイテクではない製品が多い上に、輸出商品には汚染やエネルギー消費が高いといった問題もあります。このため、中国政府は、今後しばらく、企業の技術革新を支援し、輸出入の構造を調整し、加工貿易のモデルチェンジを図ることにしています。
商務省によりますと、今年に入って以来、関係部門は、貿易黒字によるプレッシャーを軽減するため、一連の対策を取っています。その中には、エネルギー消費や汚染度の高い製品の輸出を抑えるため、製品の輸出入関税の税率を調整したり、加工貿易政策などを一部変更したりする対策があります。(翻訳:コオリ・ミン)
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