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マレーシア航空機腐食事件、6500万ドルの賠償判決
   2007-12-06 19:26:29    cri
 中国化工建設大連公司(大連化建)の航空機腐食裁判でこのほど北京市高級人民法院(高裁に相当)による判決が下され、同公司は賠償金の支払いを命じられた。同公司は以前、航空会社への通知なく腐食性の強い化学品を航空機で輸送し、これにより機体が腐食して使用できなくなるという事態が生じた。このため被害を受けたマレーシア航空と関連の海外保険会社5社は、北京市高級人民法院(高裁に相当)に大連化建を提訴。以来5年が経過し、損害賠償請求額は北京市での民事訴訟案件としては過去最大になった。同法院は5日、大連化建が保険会社5社へ約6500万ドルを支払うとの判決を下したが、マレーシア航空によるその他の請求は取り下げた。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。

 事件の詳しい経過は次の通り。大連化建は2000年2月、8ーヒドロキシキノリンを含む化工品80バレルをマレーシア航空機で北京からインド・マドラスに空輸し、その際同貨物を「固体粉末」と申告した。同貨物を搭載して同年3月15日に北京を出発したマレーシア航空MH085便は、同日のうちにマレーシアのクアラルンプール国際空港に到着。作業員が貨物積み卸しのため貨物室に入ったところ、液体が大量に漏れているのを発見し、これがさきの化工品だったことが判明した。5人の作業員が有害な気体を吸い込んで意識不明となり、応急手当で危険な状態を脱した。マレーシア航空の弁護士によると、機体全体が使用不可能となり、エンジン2台だけがかろうじて再生可能だったという。(編集KS)「人民網日本語版」より

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