アメリカのメリーランド州アナポリスで中東和平国際会議に出席している中国の楊潔チ外相は27日、パレスチナとイスラエル双方が直ちに交渉を始めることで合意したことに歓迎の意を示しました。
楊潔チ外相は27日の会議で、「中国側はパレスチナとイスラエル問題の解決をめぐる共同覚書を歓迎する。関係各方面が払った積極的な努力を高く評価したい」とした上で、「中国側は一貫して関係各方面が国連の関連決議と『土地と平和の交換』という原則にのっとって、政治交渉を通じて、信頼関係を構築し、中東問題を解決することを主張している。中国は今回の会議を成功に導くため努力すると共に、その後の活動にも積極的に参与し、中東和平の実現のために引き続き建設的な役割を果たしていく」と述べました。
会議期間中、楊潔チ外相はパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談しました。楊潔チ外相はその中で、「中国側はパレスチナ人民による正義の事業を支持している。中国側はパレスチナがイスラエルとの和平交渉再開のために払った努力を高く評価しており、この交渉が一日も早く実質的な成果をあげるよう願っている」と述べました。(翻訳:周莉)
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