イスラエルのオルメルト首相は25日朝、アメリカのメリーランド州の州都アナポリスで行われる中東和平国際会議に参加するためワシントン入りしました。
オルメルト首相はこれに先立ち、「今回の中東和平会議の開催によって、イスラエルとパレスチナがすべての課題に対して真剣な交渉ができることを期待している」との考えを示しました。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は24日夜、ワシントン入りしました。
シリア政府情報省の関係者は25日夜、「シリア政府が今回の和平会議に参加する」と発表しました。
アメリカのブッシュ大統領は25日声明を発表し、引き続き中東和平プロセスを推進し、パレスチナ建国及びパレスチナとイスラエルの平和共存を実現させるために取り組むとの姿勢を示しました。アメリカのハドリー国家安全事務補佐官も同じ日に、「アメリカは中東和平会議の開催期間中、様々な措置を行って、膠着状態になった中東和平プロセスを促していく」と表明しました。
イランのアハマディネジャド大統領は25日、中東和平会議への参加を示した一部のアラブ国家を非難した上で、「この会議は実際の効果がなく、イスラエルにプラスとなるだけのものだ」と強調しました。
ブッシュ大統領の提唱によって、27日アメリカのメリーランド州の州都アナポリスで中東和平会議が開かれます。この会議には、イスラエル、パレスチナ暫定自治政府、中東問題に関わる国連、EU、アメリカとロシア、パレスチナとイスラエルの40以上の隣国、地域と国際組織の代表が参加する予定です。(翻訳:KH)
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