アメリカ・ホワイトハウスのペリノ報道官は12日、「ブッシュ大統領はこの日、レバノンのシニオラ首相と電話会談を行い、レバノンでの自由、かつ公正な大統領選挙の実施を支持すると表明した」と述べました。

　ペリノ報道官によりますと、ブッシュ大統領は電話会談で、「憲法に基づき、外部、特にシリアから干渉を排除し、予期通りに大統領選挙を行なうべきだ」と述べました。

　ブッシュ大統領はまた、ドイツのメルケル首相やフランスのサルコジ大統領と今週おこなった会談の状況をシニオラ首相に説明しています。

　なお、レバノンのラフード大統領の任期は11月24日までですが、レバノン議会の多数派と少数派が次期大統領の人選では一致しないため、9月25日に行なう予定の大統領選挙はこれまで3回も延期され、11月21日に行なうことになりました。（翻訳：玉華）