中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は10日、「中国は、証券業や保険業分野におけるマネーロンダリング取締りの度合いを強化していく」と述べ、取締りの活動範囲を拡大していく姿勢を示しました。
関係者によりますと、中国人民銀行は、弁護士業、不動産業、宝くじ業など特定の非金融分野で、マネーロンダリングの取締りやテロ活動に対する融資取締りを展開することを検討しているということです。
中国人民銀行の周小川総裁は、マネーロンダリング取締りに関する国際会議で、「中国のマネーロンダリング取締り活動は初期的な段階にあり、次の段階の主な活動は、マネーロンダリング罪やテロ活動への融資に対する調査、起訴と判決の効率を高めるため、中国の刑法に盛り込まれた関連の条項を修正し、調整していくことである」と述べました。(翻訳 朱丹陽)
|